■開口障害 投稿
右顎関節の開口時の痛み。40歳代女性。
右咬筋の拘縮状態、および頚椎2番と3番の右の関節の動きが非常に制限されている。首も右に傾き気味。
咬筋による典型的な開口障害とした。
頚椎2番へのアジャスト、咬筋弛緩アプローチのほか、首の筋肉も全体的に硬く、骨格全体の調整も行う。 開口障害はその場で軽減する。
その後2回の治療を行い、解決した。 現在は月に一度の間隔で体調管理で通われております。
■ 発声障害 投稿
二ヶ月に一度程度、声がうまく出せなくなると当研究室へ来院。40歳代女性。
2013/10から発声に関わる治療を始める。
もともとはフルマラソンに出場するためのメンテナンスで、以前から通院中。
その後、周期的に起こる発声障害があることを伺い、原因を探った。
精神的ストレスはない。
顎関節・舌骨周辺を調べると、舌骨が上方に偏っており、さらに右側の方が強く上方に偏っている状態。顎関節も左がスムーズなのに対し、右の顎関節は僅かにクリック音もしている。
頚椎 特に上部頸椎の左右関節の動きをみると、頚椎1番が右側方に寄り、2番の左の椎間関節の動きがほとんどないことがわかる。
いつも行っている治療の他に、舌骨周辺部の筋肉へアプローチ、上部頸椎の調整を加えることとした。
患者さんとは舌を動かす運動と、腹式呼吸の練習をして、様子を見てもらっているが、その後は一度も発声障害は起きていない。