カイロプラクティック治療を受けると、内臓の血流が良くなり体温も上がり、体調が非常に良くなってきます。もちろん不妊症解消のために睡眠や食事など日常生活を見直すことも大事ですが、普通に考えても体調が良いほうが妊娠しやすくなると思います。
当研究室では、カイロによる不妊症解消の理由は、以下の4つと考えています。
一点目は、骨格(特に骨盤と頚椎)を調整により、自律神経系の働きが高まり、ホルモン分泌が盛んになることです。
月経周期が乱れている場合…多くの方は低温期が長めですが、脳下垂体ホルモンが正常に分泌し始めるため、正常な月経周期に近づいてきます。
また基礎体温の低温期・高温期の区別がはっきりしてきますので、排卵の日が特定しやすくなります。
自然妊娠が目標のときは月経周期を正常にすることで妊娠しやすい身体になります。
二点目は、卵細胞の成熟度が上がることです。
下垂体ホルモンの分泌が盛んになり、卵細胞の成熟度が増すと考えられます。また排卵後、黄体からのプロゲステロン分泌も多くなると考えています。
これは高度不妊治療の体外受精等の時にわかるのですが、カイロ施術前に比べて、カイロ施術後のほうが成熟した卵細胞、しかも数多くの卵細胞を採取できる方が多いのです。
普通に考えても成熟度の高い卵のほうが受精しやすく、元気な受精卵でしょう。
三点目は子宮内膜の充実です。
卵細胞がより成熟するため、黄体も成熟度が増してくるのではないか、と考えています。
黄体は女性ホルモンを分泌し子宮内膜を厚くさせますが、優れた黄体がより着床しやすい厚く柔らかな内膜を作ることで、妊娠しやすい身体になるのでしょう。